1949-05-22 第5回国会 衆議院 地方行政委員会 第29号
こういう封建的な、頭数にかけるという税金が大幅に増徴されることは、とりも直さず國民のすべての者、特に下層階級におる勤勞階級に多額の税金をかけるという、いわゆる大衆課税の最も惡質なものだと私どもは思うのでありまして、そういうものを増徴したところに、やはり今の吉田内閣の反人民的な性格があると私どもは言わざるを得ないのであります。
こういう封建的な、頭数にかけるという税金が大幅に増徴されることは、とりも直さず國民のすべての者、特に下層階級におる勤勞階級に多額の税金をかけるという、いわゆる大衆課税の最も惡質なものだと私どもは思うのでありまして、そういうものを増徴したところに、やはり今の吉田内閣の反人民的な性格があると私どもは言わざるを得ないのであります。
○倉石委員 ただいま勞働大臣のおつしやいましたように、今日の經濟復興には勞働、勞務の問題が最も重要な役割を占めておるのでありまするが、そこでこの勤勞階級の利益を伸張するために行われるストライキを見ておりますというと、紛爭が起き始まつて、間もなく、ストライキになるというようなことになるのでありまして、こういうことの弊害を若干除去する意味において、冷却期間と申しますか、一定の冷却する間、時間を稼ぐ意味においても
そういう點において他の勤勞階級が勤勞所得税を相當大幅に基礎控除されておるというのに拘わらず、ひとり中小企業者のみはそういう恩典もないというふうな状態でありまして、幾ら働いても働いても、働いたところの所得とうものは殆んど全部擧げて税金に持つて行かれてします。こういつたような見地からいたしまして、果たして中小企業家が救われて行くかどうかという點が、國民の間に膨湃して起こつておる聲であります。
この點は又極めて切實な問題でございまして、我々政府當局といたしましては、勤勞階級の生活安定のために最善の努力をしなければならん。そのことについては又當然の務めとして努力を續けますが、お話のごとく今のような闘爭態勢が續きますということは、何としてもこれは國のために甚だ憂慮に堪えないことであります。そういうことを除いて頂くために、今囘の二千九百二十圓ベースの決定を機會として。
併しながらこれらのことを総合いたしまして、結局経営者はもとより反対をいたしておりますけれども、勤勞階級を代表しておる人たちにもこれに慊らぬものがある。(「ノーノー」と呼ぶ者あり)即ちこういう生温るいものではいけない。若しも管理を行うならば、全炭鉱に及ぼさなければ意味を成さんという議論も聽いておる。
又假りにそういうことができませんで、全部この税で取らなければならないといたしましても、その賦課方法について、いわゆる一般勤勞階級に對して平等に重くなるというような税のかけ方というものをいたしませんで、特に氣の毒な人に對しては、さような氣持を出す條例は定め得ると思います。
さらにまた勤勞大衆の生活困窮の現在の状態におきまして、今後できる限りこれらの人々の税率、あるいは基礎控除を輕減するというような方法によりまして、これら勤勞階級の生活の向上に資せられたいとともに、さらにまたタバコの配給の減少竝びに高額の値上げ等によりまして、勤勞者に課せられた負擔の多いことにつけまして、來年度の豫算編成にあたりましては、これらの點に十分に留意をされまして、勤勞大衆の生活安定に極力善處されんことを
そこで政府が意圖された又説明されるところは非常に美しく合理的な妥當性を持つた如くに響くのでありますけれども、實際においては税を負擔して國家の財政事情に應じた残りのものを以て勤勞階級が果して生活を維持し得ておるかどうか、維持し得るや否やということを考えると甚だ危惧の念を禁ぜざる事を得ないのであります。
ごまかしであるというのは、勤勞階級に對する所得税の負擔を輕減したと言うておるが、勤勞所得とその他の事業所得との割合、百分率を比較して見ると、當初豫算の當時と今日とでは、却つてその比重が、勤勞所得の方は減つておる割に、税の負擔というものは、輕減されるわけにならんのだということを指摘しておるのでありますが、政府委員のこの點に對する御見解はいかがでございましようか。
現に滯納になつておるものが百億、而も手續が濟んでいて事實上納まつていないものが或いはその外にもあるということを承わるのでありますが、實際に税を納めておる者は源泉課税をされておる勤勞階級が正直に納めておる。そうでないものの大部分が滯納するというような結果になり勝ちになるのじやないかということを案じられる。
こういう事情で、現在なお戰災者の大部分、特に勤勞階級は、とうてい非戰災者の生活水準には達していないのであります。從つて戰災者より非戰災者の方が、擔税力があるとは考えます。もちろん戰災者の一部の人で、被害の少かつた人、金とか人手を使つて完全に疎開して罹災し、保險金はたくさん貰つた。そういうような人は税負擔の公平を期する建前から、これを非戰災者扱いにしていただきたい。
次に、この勤勞所得税が減免されたということを、はたして勤勞階級はどう思つておるかということを申し上げます。僕は從業員組合員であり、すなわち勞働組合員でありますが、これを當局のうたつておるごとく減免だと勤勞者は思つておるかどうか。實際は思つていない。その論據としては、まず、これはもうすでに勤勞者によつてボイコツトを食つている千八百圓ベースに基礎をおいたものであるから、まさに砂上の樓閣である。
爾來こちらに歸りまして、そういう機會を狙つておりましたが、御承知の戰爭のために、そういうような事業も餘り遲々として進まなかつたときに、ちようど今囘私が厚生大臣になりまして、敗戰の結果我が國が國際親善という方面からも非常に必要であるし、外客を日本に誘致して國際親善に寄與せしめ、一面において外貨の獲得をやつて、日本の財政の窮乏に力を添えるのみならず、今道徳の頽廢しておる人々、竝びに勤勞階級の人々、せせこましくこの
最近はさらにそれより上昇しておりますが、こうした生活費の高騰が勤勞階級の生活をますます困難にしていくことは御承知の通りであります。食物費の割合で見てみますと、十二年當時は御承知のようにサラリーマンの方が三八%前後、勞働者の高いところでも四〇%を超えておりません。ところがその後消費規正が非常に強化されまして、漸次われわれの生活費は高騰したのであります。
殊に藥品が、御承知の通り最近非常に値上りをいたしまして、勤勞階級に對する衞生醫療費というものが非常に高く過重になつてきておる際に、一方におきましては非常に苦しい思いをして醫療をする、一方においては高い金で水を賣つておるというような實情でありましては、まことに遺憾だと考えるのであります。
その次に、この國家の負擔にいたします部分を米價に織込まないで、國家の一般財源の負擔によ誠てはどうか、もとよりこれは米價に織込みますれば、勤勞階級の負擔になり、あらゆる富めると否とを問わず同じ比率で行くわけになりますから、消費税と同じような作用を持ちます。
殊に、私どもとは今まで縁の遠かつた東京におきましても、下町方面の勤勞階級の主婦の方たちというような人たちが、意外の熱心をもつて、非常にこまかい問題についてまで、いろいろなことを質問したり言われたりいたします。ところが、私はそれにつけても一層感じますことは、せつかくここまで主婦が關心をもつておるのに對して、豫算案というものの發表が、まことに不親切だというような氣がいたします。
さらに所得税の中におきまして、いわゆる源泉課税部分である税收はどうなつておるかということを考えてみますならば、われわれ勤勞階級の納税いたします勤勞所得税が大部分でありますが、平年度豫算における九十六億、この勤勞所得税部分が、現在においては既に相當數の税收をあげておる事實は見逃せないと思います。
今日インフレの高進と物價高騰のために、千八百圓ベースにあえぐ勤勞階級が、勞組による勤勞所得税の撤廢の要求があります。一方には實際的な賃金の高騰、公定價格の改訂によるところの原料、資材のやみ價の上まわり、金融の統制強化による鼻詰りに基きまして、中小企業の税金不納同盟がある方面に起りつつあるなど、一部階級を除いてようやく租税能力が乏しくなつてまいりました。
御承知の通り私どもは、多年勤勞階級の生活向上に努力してまいつたのでありまして、今日においてもその心持は捨ててはおりません。どうかして働く人々の生活をよくしたい、個人の生活を向上し、國民の職業を安定せしめたいということに、現在最大の努力を拂つておるのでありまするが、何しろ今日の國家經濟、國家産業を見ますと、あまりに荒れ果てておるのであります。
國民の負擔、殊に勞働者、農民、小市民等のいわゆる勤勞階級の負擔というものは、非常に加重をされてきております。しかるにその用いられるところの醫藥というものは、かような不良品、不正品が横行しておるようであつては、まことに遺憾であると思うのであります。
これを文化、あるいは生産増強、あるいは勤勞階級の税の負擔の輕減というような方面に差向けていつて、そうして最も平和日本にふさわしい財政、税の負擔というようなこともいたしてみたいという理想はもつておるのでありますが、現状におきましては、地方財政は申すに及ばず、中央の財政も困窮をきわめておるのであります。しかして収入の面におきましては、租税収入が収入の大部分をなしておるのであります。